心は生きている 人だって犬だって
昨夜のNHKテレビ、【プロフェッショナル仕事の流儀「介護はファンタジー」認知症介護 大谷るみ子】は、とても良かった。心は生きている。認知症の方のどんな異常に見える行動も、「何とかしよう」とする意志の結果なのだ。その心と向き合う。どんなに認知症が進んでも、感じる心は残っている。
日本での介護の道で行き詰った彼女は 北欧デンマークのグループホームへ見学に行き衝撃を受ける。そこでは認知症の方々がみなおだやかに暮らしていた。「人はみな人生のリックサックを背負って、施設にやって来る。その中身を知らなければ、認知症の介護は出来ません」の言葉に出会う。認知症になっても人はみなおだやかに暮らすことが出来る。自分の仕事は、それをサポートすることだ。彼女の進むべき道がこの時みえた。
その北欧のグループホームに入所している一人の部屋を訪れるとテーブルの上に、その方の好きな本が開かれていて、音楽が流れていた。その人が馴染んだ暮らし方。その方のリックサックの中身を調べた結果、そこの職員が用意したものだった。
異常行動として、うんこをトイレットペーパーに包みポケットに入れる。しかし、これも見方を変えれば、きれいな白い洋式便器の中に、自分の汚物が落ちた。それをそのままにしておいてはいけない。何とかしようとの心の動きの結果だった。こうした心に向き合うのが介護の仕事。向き合えば見えない心が見えてくる。心は生きている。感じる心は残っている。
認知症の自分自身が一番苦しいのだ。相手の心の世界におじゃまする。相手の気持ちに自分を近づける。相手のちょっとしたしぐさや表情に目を凝らす。放って置かない。絶えず誰かが見つめている。心を注いで、信号を送っている。このことが、とっても大切。
「いっぱい壁はあるけれど、志を高く持って一歩ずつ進んでゆくのがプロではないでしょうか」。これが、この番組の最後に語った彼女の言葉だった。私も認知症になって、家族に見放されたら、私の今までの人生の詰まったリックサックを背負って、この彼女のような介護者がリーダーをつとめるグループホームへ行き、おだやかに過ごしたいなー。そう、現在全国に二百万人いると言われる認知症患者。このことは、誰にとっても他人事ではない。
そして、この心と向き合うサポートは、認知症介護の施設だけでなく、普通の家族間であっても、職場であっても、地域社会での日々の人間関係においても、とっても大切なことなのだと感じた。家族の一員である、我が家に新しくやってきた生後二ヶ月の、ゴールデンリトリバー犬のロッキーくんだって同じだよなー。おまえにだって、心があるんだよなー。もし、この俺が認知症になったら、よろしくたのむよ!。
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コメント
長野県より山口県の方がはやく初雪が降るなんて、やはり異常気象でしょうか・・・。
昨日ドライブした鹿野町は、真冬並の積雪・・・。真っ白な雪に包まれた鹿野町の夕暮れの村の姿がテレビニュースで報道されていましたが、とてもきれいで幻想的です。
今日から、外出時には、マスクを着用することにしました。礼拝堂の室温は12度C・・・。しかし、急に寒くなりましたので、冷えがこたえます。
John F Cross さんの写真をみながら、妻と一緒に、しみじみと感慨にひたっています。
投稿: 吉田向学 | 2008年11月19日 (水) 19時19分
今朝は一番の冷え込みで、昼前から薄曇りとなり、積雪とまではいきませんが、断続的に雪が舞っています。初雪です。長野県北部は本格的な雪となり、ニュースで見るとかなりの積雪です。昨日車のタイヤはスノータイヤに交換しました。冬の到来です。
投稿: John F Cross | 2008年11月19日 (水) 14時55分
毎日数回ブログを拝見させていただいていますが、今日の写真・・・、すっかり冬の装いをされているのですね。
昨日、山口ではほとんど全域で初雪が降りました。今日は、屋根に雪を積んだ車をみかけます。
それで、今日、私も冬のみなりに切り換えました。
投稿: 吉田向学 | 2008年11月19日 (水) 13時32分