評価が高い米国の消防士

米東部で２日から３日にかけて大雪が降り、ニューヨーク州とニュージャージー州では非常事態宣言が出され、全米で３９００便以上が欠航するなど交通に大きな影響が出た。大雪をもたらした寒波で少なくとも９人が死亡したという。ＡＰ通信などが伝えた。

ニューヨーク市では最高で約１８センチの積雪となり、３日朝も車やバスが徐行する様子が見られた。マンハッタンにある国連本部は終日閉鎖され、予定されていた会合などはキャンセルに。国連は職員や国連外交官らに自宅待機を呼び掛けている(共同通信)。

上記のニュースに続いてわたしの目にとまったのは、「Dog  rescued  from  icy  waters  in  Massachusetts」のタイトルがついた短い記事と動画(ユーチューブ)だった。日付は昨年の12月24日投稿となっている。

我が家のゴールデンレトリバーのロッキーくんも泳ぎが好きで寒中でもよく泳ぐが、動画の犬もおそらく泳ぎは得意だが油断をして氷が割れて落水し、周囲の氷に身動きがとれなくなり、通報でかけつけた消防士たちによって無事救助されたようだ。

アメリカでは、警察官に対する評判はよくないが、消防士に対する社会的評価は高いと、アメリカ在住12年の知人から、ついこの前に聞いていたが、この動画で観るレスキュー隊員たちも懸命に犬を救助し、その後のケアーにも心がこもっていて、わたしはとても感動した。

アメリカという国も他国と同じようにいろいろな政治的、社会的問題を抱えてはいるが、こうした犬のいのちに対する価値観を共有できる国であることはうれしいことである。