未来へのチャレンジ そして「いのち」
皮膚などの体の細胞を弱酸性の溶液に30分間ほど浸すだけで体のさまざまな組織になる「万能細胞」を作り出すことにマウスの実験で成功したと理化学研究所などの研究グループが発表した。この研究のレポートをイギリスの科学誌「Nature」に送ったが、最初は「何百年もの生物学の歴史を愚弄するのか」と相手にされなかったという。それほどに、これまでの生物学の常識を覆す画期的な成果として注目を集めているようだ。これを発見したのはまだ30歳の女性であり、「オレンジジュースほどの酸性です」と話す笑顔が素敵だったぜ。それでも、この研究はもうやめようと、何度も思ったり、泣きながら朝を迎えるような夜もあったと語っていた。そうか、そうか。
フェデックス・コーポレーション(FedEx Corporation)は、空路や地上で、重量貨物やドキュメントなどの物流サービスを提供する取り扱い国が220カ国の世界最大手の会社だが、この創設者も、大学生の経済学部の学生の時に、こうした「物流サービス」のレポートを教授に提出した時、評価は最低の ランクだった。しかし、彼は気にせず見事、自分のレポート通りに、チャレンジして成功している。
こうしたことは、宇宙物理学の分野でもある。物質の最小単位が、実は点ではなく、輪ゴムのように振動する弦であるとする理論学者や、10次元理論を唱える学者たちにもあった。彼らは周囲の学者たちからバカにされていたのだ。しかし、現在では全ての物理学者たちが最も注目する有力な理論となっている。
しかし、今回の万能細胞の発見にしても、この前ノーベル賞を受賞した京大の山中教授の発見にしても、生物学の発展は、マウスなどの実験用に利用される「いのち」の犠牲の上になりたっていることを忘れてはならないと思う。これは科学者たちだけに限ったことでないが、特に生物学者たちはこのことを忘れないでいてほしいと思う。
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投稿: Ashley | 2014年2月 9日 (日) 05時18分