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カテゴリー「絵本」の14件の投稿

2020年9月17日 (木)

夏の終わり 見事なキツネと遭遇 

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伊那高原の夏の終わり、犬たちとの夕暮れ散歩で西山上空にきれいなうろこ雲が南北に広がっていた。その散歩コースの両側に乳牛用の丈の高いトウモロコシ畑が広がっている。そこを通過するとき左の畑から右の畑へ見事なキツネが横切った。スローモーションのようなゆっくりした動きだった。気づいたのはプードル犬のクララだった。

ロッキーは離れた反対方向にいて気づかなかった。以前に、ロッキーは臭いでキツネをキャッチし、広いトウモロコシ畑の中を長時間追跡して熱中症になりかけ倒れたことがある。その時はすぐ家に連れ帰り、ホースで水をかけたり、扇風機を二台使って体をひやしてやったことを思い出した。

それにしても三メートルほどの近さで見た、そのキツネは本当に、輝くようなキツネ色でおおきく、スマートで見事なキツネだった。身のこなしやチラリとクララを見た時の様子から、メスキツネのように感じた。

キツネはトウモロコシ畑の中に穴を掘り、巣作りをして子育てをしているようだ。しかし、もうすぐトウモロコシ畑は大型刈り取り機できれいに刈られ、初冬を迎える頃には近くの森や山に移住することになるのだろう。元気で冬に向ってほしいと願った。

トウモロコシ畑の上にまで広がって来たうろこ雲が、薄く夕日に染まり、夏の終わりをしみじみと感じたのだった。家に置いていある絵本の表紙を見て、向きが逆だったが、まさにこの絵本のキツネそのものであった。

 

2020年7月15日 (水)

ENEOSグループの「童話の花束」知ってますか

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この前、ぼくはENEOSカードで、ENEOSであれば、どこのガソリンスタンドでもいれられるので、穂高のスタンドへ寄った。雨が降っていたので、事務所にはいって目についたのが、よく見慣れたオオカミさん絵本のオオカミの表紙の本だった。題名を見たら「童話の花束」とあった。開くとオールカラーの絵のある、何篇もの絵本集だった。

出版社はどこかと裏を見ると、ENEOSグループが、全国から「童話」を募集して、その入選作を表彰し、その入選作品を絵本にしたものだった。いやー、ぼくの車の燃料はENEOSにしておいてよかったなー。儲けだけでなく、大会社は社会貢献を積極的にするべきだ。この絵本をぼくは無料で一冊頂いて来た。

その中の一篇をこの前の日曜礼拝で紹介した。子どもたちが駄菓子屋さんの店でラムネ味のアイスを買う。そのアイスの棒に、「当たり」と印があると、もう一本もらえるのだ。ある少年が、年老いたおばあさんなので、当たっていないのに、何人もの少年たちといっしょの、どさくさまぎれに「おばあさん、当たり、もう一本もらうね」と、だましてもう一本手にした。

ところが、その二本目のアイスは口の中で、ちっともおいしくなかった。そして翌日、意を決して、その少年は、おばあさんに当たりをごまかしていたことを告げ謝った。

そして、それからは、正直に手にするアイスは、いつも美味しかった。と、こんな童話と美しい夏の景色と少年たちの姿の素敵な絵本となっています。

ぼくは水泳では笹川良一さんが創設したB&Gのプール施設を利用している。もう何年も前から、入場料200円と奉仕価格で、社会慈善活動の一環として運営しているグループである。ENEOもB&Gも偉い。

 

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おしまい。

 

 

 

2020年6月15日 (月)

食べること 眠るは 生きる基本

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食べること 眠ること、生きて行くうえで大切な基本です。戦争で、日本人の多くが、強制的にシベリア(今のロシア)の極寒の地に連れて行かれ、マイナス何十度の中で、木を切る作業などさせられ、多くの人々が死んで行った。

そんな人々にとって、そまつながら、食事の時間、そして睡眠の時間は、生き延びるための大切なものだった。日本に引き上げる時が来た時、多くの人々が、スプーン一本を大切に持ち帰っている。水のような薄いスープ、ジャガイモやタマネギの小さなかけらが入っていれば大喜び。小さなクロパンを大切にかじり、スブーンで一滴もこぼさないように、スープをすくったスプーンは命をつないだ思い出なのだ。

 

                             

現代人の中に、眠れなくて、睡眠薬などを使う人々が増えている。何故、眠れなくなるのだろうか。これね現代病の一つである。そんな中で二冊の絵本をここに紹介しました。

図書館や書店で、手に取って一読するといいと思います。

 

 

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2020年5月 4日 (月)

五月です。

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  安曇野も伊那高原も、ここに来て30度を超す夏日があり、安曇野では中房川の上流へロッキーと出かけて、水泳着に着替えて、早くも流れに乗り気持ちよさそうに泳いでいるゴールデン犬のロッキーに続き、片足を入れると、なんと、やっぱり流れはまだ冬の冷たさだった。

しかし、せっかく来たし、一応は向こう岸の白砂の小さな浜に行きたいので、腰の深さにまでなる北アルプスの雪解けの流れに踏み込んだ。いやー、心臓が止まったら、これも運命と、何とか渡り切り、大石の上でひとまず日光浴。

一時間ほどロッキーは泳ぎ、ぼくは日光浴と小石探し。この小石は旧約聖書に出て来るダビデとゴリアテの物語の中で、三メートルほどの大男、ゴリアテに少年ダビデが、遠心力を利用して小石を投げる、ひもで出来た投石道具を使って見事に、ゴリアテのおでこに小石を命中させて勝利する。

その聖書個所を語る時のための、視聴覚教材の適した小石を探したのだ。そんなわけで、この日は、岸から岸への往復で、冷たい流れを横切っただけで、けっして泳ぎといえるものではなかった。しかし大石の上で全身に暑い太陽光を浴び、青空と白い雲を見上げ、松林からは、ウグイスの声を聞き、川の流れの音を聞き、初夏を感じるひと時でした。

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この五月の連休は、伊那高原に来た。我が家の庭では、ぼくの大好きな色のツツジが、そしてチューリップが出迎えてくれた。やー、いい季節です。

 

                           

 

 

 

2020年3月 4日 (水)

絵本 「てんしっているの」

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安曇野図書館の郷土コーナーに、チョコンとこの絵本があった。題名を見た時、牧師のぼくは、「天使のことなら、聖書にはハッキリいると書いてあるけど、その天使のことかな……」と思い、手に取って読んでみた。

絵には安曇野から見上げる有明山や、ワサビを育てる清流で遊ぶ二人の少女の絵もあった。九歳とあるから、小学校三年の夏休み明け頃、下校途中に乱暴な車による交通事故で命を落とした少女のことが、仲良しだった女の子の思いが、簡潔な自然体の短文で書かれていた。

聖書には、子どもたちすべてに、守護神である天使がついてるとイエスキリストの言葉として書かれています。信仰のあるなしにかかわらず、子どもは死んだら、その天使の案内で天国へ行けるのです。そしてこの「しの」ちゃんという少女も天使のように天国に、今も存在するのです。

もし、この本の著者や、しのちゃんと仲良しだった「あや」ちゃんにも会うことがあったらぼくは、75歳の牧師として、聖書の言葉を語りたいなーと、強く思います。素敵な絵本をのこしてくれてありがとう。

他に、「聖書を読んだ30人」の本も借りて来ました。その中の一人に太宰治もいます。彼は入院の時にも旅の時にも、必ずバイブル(聖書)を読んでいたと日記に記されています。この本もとてもよい本です。

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以上

 

2020年3月 2日 (月)

量子力学

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この本は立命館大学の授業テキストとしても使用しているようだ。まだわたしは読んでいないが、この本の概要を、書籍紹介のページから、ここに記しておきたい。

この本は山田廣成の15年に渡る量子力学講義の結晶です。量子力学は、Bohr先生のいう「観測すると波動が直ちに収束して粒子になる」という奇妙な理論ですから、これをどうしたら学生に分かりやすく説明できるだろうかという思索から出発した本です。

「電子には意志がある」という概念を導入したところ、学生は実にすっきりと量子力学を理解し、量子力学が分かったと言って卒業して行きました。そこで、私はもっと沢山の学生を救いたいと思いこの本を執筆しました。ところが、「電子には意志が有ると」という概念は、単なる方便ではなく、量子力学の真理であることが明らかになったのです。この本は解説ではなく山田廣成のオリジナルな理論です。本来専門誌に投稿してからこの本を書くべきで有ったかもしれませんが、このほど専門誌にアクセプトされました。

タイトルは、「Some comments on the real meaning of the Schrodinger's equation revealed by the fact that electron is always a particle」というものです。

タイトルが示すように、電子は波動ではなくいつでも粒子だという事を示した論文です。いつでも粒子だとすると、何故波動性が発生するのかという疑問が起こります。電子は干渉する粒子だったのです。干渉する粒子が示す現象が波動性だったのです。

投稿論文のレフェリーのコメントは次の様なものでした:In this paper, the author proposed a new theory which claimed that electron is always a particle and that the wave nature appears only when electron is captured in a potential. In general, the author presented quite an abnormal theory which contradicts the usual concept. But the analysis is sufficient and persuasive. This work will bring some new impact to the current scientific community。論文は、Journal of Quantum Information Science、2012年12月号に掲載されます。

さらに重要な事は、量子力学の意味が明らかにされたことで、存在や意志の意味が科学的に明らかになったことです。結果として唯物論と観念論が統合されます。弁証法に重大な修正がもたらされます。進化が意志により起こることの必然を述べています。闘争することは自然界の本質ではなく、共生こそが本質であることが帰結されます。何故なら電子にも人間にも意志が有ったからです。量子力学の思想は21世紀の基盤を形成するでしょう。

コロナウイルスに揺れる今年の早春だが、ここ安曇野の田園には、福寿草の花が咲き、水仙の芽が大きく顔を出し始めている。夜はじっくり読書に浸り、世の喧騒を離れて、ウイルスよりも微小な量子の世界にも入ってみたい。

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2020年1月 4日 (土)

タンタンタンゴはパパ二人

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この「タンタンタンゴはパパ二人」の絵本を、現在半分ほど読み終えている電子書籍のぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」から知った。英国などでは、「はらぺこあおむし」などの絵本に並んで、保育園などで人気だそうだ。さっそく調べて見ると以下のようなことが分かった。

これはニューヨークにあるセントラル・パーク動物園で実際にあった話を絵本にした『and Tango makes three』の邦訳版で、ロイとシロのおすペンギンは、いつからかお互いに気に入り、カップルになりました。一緒に泳いで一緒に巣づくりして、いつも一緒にいました。

ところが、他のカップルは、ただ一緒にいるだけでなく、どうやら巣の中で何かをあたためている模様。しかもそうこうしているうちにそのあたためたものがかえって赤ちゃんペンギンが誕生しているではありませんか。

ロイとシロは、近くにあった卵の形をした石を拾ってきて、さっそく毎日毎日交替であたためはじめました。でも石のたまごはちっともかえりません。

そんな様子を眺めていた飼育員がはたと思いつきます。
他のペンギンカップルが育てられなかったたまごをそっとふたりの巣においてやります。そして、ふたりにしっかりあたためられた卵から、タンゴが生まれたのです。

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2020年1月 3日 (金)

小学校中学年~大人向き童話

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この本は書店で、たまたま手にした童話集である。不思議な驚きに満ちた世界へ子どもたちを案内し、夢と願いを存分に満たしてくれるお話集。「たこあげ大会」「葉っぱの魔法」など、8編の童話と2編の詩を収めています。立ち読みでは「魔法使いのチョコレート・ケーキを読みました。

書評にこんなのがあり、ぼくも読んでうなずけました。「マーガレット・マーヒーのお話集。表題作、「魔法使いのチョコレート・ケーキ」は、なんとも切なく寂しいなと思いながら読んでいましたが、長い年月をかけて魔法使いのことをわかってもらえてよかったなと思いました。私もそうですが、人のうわさや表面だけを見て判断してしまうことがあり、実はそうではないんだねと思うことは多々あります。少し「泣いた赤鬼」に似たお話かも」。

「魔法使いのチョコレート・ケーキ」だけを読み、購入しようかなと思いましたが、他に優先させる書があり、この正月は見送りました。小学生ぐらいの子に、読み聞かせをするには、とてもいい童話集だと思う。

この著者は他にも優れた童話を書いているようで、何かの賞もとっている方のようですが、プレゼントに誰かに、何かの本をとお考えの人には、この童話集をお薦めしたい。

 

2019年12月 3日 (火)

夕暮れの散歩の後に

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西山に陽が沈むのが早い季節です。夏ならまだこれからプールに行けるような時間なのに、この季節は昼を過ぎると日が傾いて、道を歩くと影が長く伸びている。

そんな今日、犬たちとの散歩に出たのは四時前だった。三十分ほどの散歩の後、そのまま伊那市内の百貨店へ向かった。天竜川沿いの道路を南へ向かう時の、暮れて行く南の空が刻々と変化して美しかった。妻の言葉を借りれば「下を向いて、顔を上げると、もう変わっている」の表現そのものであった。

犬たちも車窓から、そんな南の空を眺めていた。室内バックミラーに、日暮れのわずかな反射光をあびて明るくなっているロッキーの顔が見えた。

ここに紹介する絵本は、やはり、日没からだんだんと暗くなってゆく空や周囲の風景を、様々な青色を基調にして描いた素晴らしい絵本です。一言で青と言っても、こんなにもさまざまな光というか、色があるんだなーと感動する。

陽が昇る早朝も同じである。今の季節、六時でも真っ暗。七時頃から明るくなる。それからの空の色や西山を照らし始める安曇野の景色も素晴らしい。

こうした素晴らしい自然の伊那高原や安曇野で生活できるわたしは、これだけで幸せ者だとつくづく思う。みなさんもぜひ、早朝に、そして夕暮れに、外に出たり、散歩してみましはせんか。わたしの人生は、いつも犬たちと一緒の歩みであったし、これからも続く。自然の中に生きる多くのいのちを思う時、人間はこうした素晴らし自然環境を破壊する大犯罪者のような気がする。人間は、これからはますます強力に環境問題に真剣に取り組むことの必要性も、この絵本を読んで強く感じました。

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2019年10月10日 (木)

フレデリックプレゼント届く

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確か夏休み前頃、このブログだったと思うが絵本「フレデリック」を読んだ絵本紹介を載せた時、絵本のカバー裏に小さな応募券があり、フレデリックの弁当箱が当たるハガキを出したが、どうやらフレデリック人形の方で当選にしてくれたようだ。

この絵本は長い冬を前に、フレデリックと仲間のネズミたちは、木の実や食べられる草などを巣に運びいそがしくしているのに、フレデリックは周囲の自然に目をやって何やらかんがえているだけで、働かなかった。

そして冬、食べ物も少なくなり、会話も元気がなくなった頃、フレデリックが、この真冬に備えていたものが明らかになるのです。

まだの方はぜひ一読ください。お薦めします。

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この絵本はお薦めです。

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